「まほろまてぃっく」はセルでした。
アニメの世界からセルが消え、仕上げから先の工程は全てデジタルデータ
によって処理される環境が業界に急速に浸透したのは
その圧倒的高効率によるものです。
遅かれ早かれ、作画も鉛筆からタブレットに変わり完全ペーパーレス時代到来
の予感は自分のなかではただよっていて、
実際、グレンラガンでもフリーで自宅作業の、ある原画さんはレイアウトまでは
PCで作業して、上がりをメールでやりとりしているのでそれを見ると
その予想に拍車がかかります。
しかしペーパーレスはここまでで、届いたデータはガイナでプリントアウトされ
それを元に作画監督が紙と鉛筆でチェックを入れるという方法になっているのです。
つまりは作画をペーパーレスにするには全ての作画に関わるスタッフが一斉に
同じシステムを導入しなければならなくなり、しかも外注の制作会社やフリーの
アニメーターまでもがその設備環境を要求されます。
もちろん中国や韓国の海外スタッフも同じです。
無理です。
どうやら当分のあいだ紙のお世話になりそうです。
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