涼。
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ニュースで名護市庁舎が取り壊しになるかも、という記事を目にしました。
僕はおもしろ建築物が好きで名護市庁舎にも行ったことがあり、
日本建築学会賞の作品賞にも選ばれた庁舎にカメラのシャッターが捗った記憶があります。
確かに近くで見ると老朽化が目立つのは事実ですが
RC造なのに40年ちょっとで構造に不安が生じるのでしょうか?
メンテナンスをちゃんとすればまだまだいけそうな気がするのですが・・・
デザインを優先させた代償でコストの面で維持がむずかいという可能性もあり
観光客ごときでは計り知れない苦労があるのかもしれません。
同じ沖縄に70年前に建てられて今もなお使用されている堅牢なコンクリート建造物があります。
「創価学会沖縄研修道場」です。ここは元々、「嘉手納第4サイト」として
米軍が巡航核ミサイル「メースB」を格納していたミサイルサイロでした。
名護市庁舎を見学した同じ日に内部を見学させてもらったのですが
70年前、自分が立っている場所に、1メガトンという広島型原爆のおよそ70倍の威力を持った核兵器が配備されていた事実に
「平和」と「平和ならざる状態」は紙一重で、今の自分が平和に過ごせていることに感謝の念を抱かざるを得ないのでした。
内部は撮影禁止です。
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